明治学院・旧宣教師館・インブリー館・チャペル・保存修理工事報告書・3冊/明治学院/日本に現存している旧宣教師館としては最古のひとつ

商品説明
明治学院・旧宣教師館・インブリー館・保存修理工事報告書・2冊/明治学院/日本に現存している旧宣教師館としては最も古いもののひとつ

1995年 1996年 と1998年 150P 123P 115P 解説1部部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。

発刊にあたって
ここに,明治学院旧宣教師館(インブリー館)の建物調査報告書を発刊するにあたりましてひと言ご挨拶申し上げます。
日本に現存している旧宣教師館としては、最も古いもののひとつとされるイン ブリー館は,近年老朽化が激しく、その改修の必要性が感じられていました。1980 年代後半から始まった明治学院白金校地の「再開発計画」事業の一貫として,よう やくこの建物の改修・復元も実現することとなりました。しかし,復元といって も, どの時期の姿に戻すのか。そもそも,どのような変遷をこの宣教師館は辿って きたのか。本報告書は,こうした基本的な歴史像,また現状を調査した結果生み出 されたものです。

そうはいっても,この建物は、港区の指定する文化財でもあり、だれでも簡単に 「調査」できるといったものでもありません。

辛い,鈴木博之先生及びその指道される東京大学工学部建築学科建築史研究室の方々が中心となり,白金再開発をもともと全体的に計画して下さってきた内井昭蔵 建築設計事務所と連携しつつ,酷暑の夏の現地調査をはじめ,精力的に調査に取り 組んで下さいました。またこの間,多くの方々のご協力を得て,聞取り調査も行う ことができました。 折りしも、明治学院は,創立120周年を,1997年に迎えようとしており,このような歴史的な建造物が新たな装いをもってよみがえることは,この建物が「宣教師館」であるということからして,まことに目下学院全体で強まっている「『建学 の精神』の再確認とキリスト教主義教育の推進」という動きの中で大きな意義をもつことであろうとおもわれます。

改修後は、同窓会の方々に使っていただく予定になっておりますが,この改修の
間のご不便をおかけすることをお詫びするとともに,関係者の皆々様に厚く御礼申
し上げる次第です。
1995年6月