日本美術刀剣保存刀剣 特別保存刀剣 鎌倉後期 約700年前 来国行孫国村 国泰 国資 重要レベル 白け映り鮮やかに立ち足葉よく入り金筋頻りに掛る名品 脇差 無銘 延寿 法量 説明 長さ
反り
元幅
先幅
元重
鎬厚
先重
鋒長
茎長
重量 46.8cm
1.3cm
2.7cm
2.0cm
0.55cm
0.73cm
0.56cm
2.7cm
12.0cm
437g 鎬造、庵棟、身幅尋常、反りやや深く、中鋒。鍛は、小板目肌つみ、杢目肌交じり、地沸微塵によくつき、白け映り鮮やかに立つ。刃紋は、直刃調に、小互の目交じり、小足・葉よく入り、小沸つき、金筋頻りに掛り、匂口締まりごころ。帽子、のたれ込んで小丸。彫物は、表裏に二筋樋を掻き流す。茎は、大磨上、先入山形、鑢目筋交、目釘孔二。ハバキは、銀無垢一重。
延寿派は、山城の来国行の孫、国俊の甥である国村を祖として始まり、その子国泰・国資等一門には多くの名工が輩出し、鎌倉時代末より南北朝期にかけて、肥後国菊池の地で大いに繁栄した。この刀は、元々短めの小太刀で、身幅反り尋常、鎬高く、輪反りの姿となり、小板目肌つみ、杢目肌交じり、地沸微塵につき、白け映りが鮮やかに立つ地鉄に、匂口締まりごころの直刃調に、小互の目交じり、小足・葉よく入り、小沸つき、金筋頻りに掛り出来が良い。


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